誰がアイドルを救うのか

 僕の好きなイラストレーター、原田ちあきさんの作品にこんなものがある。

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 誰が魔法少女を、アイドルを、アーティストを救うのだろうか。大森靖子に、欅坂にハマるようになってからよく思う。アイドルだって人間だし、アーティストも人間。いつも元気とか勇気とか希望を貰っているけれど、彼たちの、彼女たちの救いとは何だろう。

 アイドルを含め、テレビに出る人って大変だよなあ。 笑顔じゃなきゃ叩かれるし変なこと言えば叩かれる。ちょっとでも疲れた顔したらアンチから「やる気が無い」だの「見ていて不快」だの。歌うためにテレビに出ていても歌とは関係ないところで貶される。歌なんて聞いていない人もいるんだろうなあ。

 大森さんがMUTEKIツアーファイナルの時に「見返したい気持ちで有名にならない方が良い」という旨のことをMCで言っていた。有名になればなるほどアンチが増えるし傷つけられる。その通りだなあと。アイドルとかアーティストとかテレビに出る人って一般人より傷つけられる機会が多い気がする。特にネット社会から。SNSから。

 これまた好きなアーティスト、みるきーうぇいの曲に『SNSに殺されそう』という曲があって歌詞が素晴らしいから聞いてほしい。SNSは顔が見えないし基本的には匿名だから言いたいことが言える。このブログもそうか。それを利用して他人を傷つける人が大勢いることがすごい怖い。それを書くことによって相手がどれだけ傷つくのか理解しながらやっている人もいる。でもそれより怖いのは無意識で、相手を傷つけるつもり無く傷つけるパターンだと思う。自分も気付かないうちにやっているかもしれない。

 

 考えれば考えるほど分からなくなる。誰がアイドルを、魔法少女を救うのだろう。